留蔵の秘密ほどでもない秘密( ´∀` )②
こんにちは。「本家留蔵」の嫁です。
かんかん照りの太陽が沈んだ後、キンと冷えたビールが楽しみな毎日です。
「留蔵通信」では、私たちの想いや製法、頑固なまでの夫の仕事の取り組み方などをつぶやいてまいります。
今回は、がんこな夫(留蔵)についてです。
夫は生まれも育ちも九十九里の人間で、地元の人と話すと方言がひどく何を話しているか私にはまったくわかりません。
最初は喧嘩をしていると思いました(笑)
(身長=ドラえもんよりちょっと大きい、性格=うっかり八兵衛みたいに忘れっぽい、足の大きさ=私より小さい)
今回は、「留蔵」が「無添加」や「安心・安全」をあえて謳わない理由です。
「それは商品づくりの根底にあるもので、商品の価値として謳うべきものではない」と思っているからです。
夫が大事にしているのは、それよりも純粋においしいかどうか。
長年召し上がっていただいているお客様にも、満足していただける品質かどうか。
「安心・安全」という言葉、夫にとっては「お店の人ではなく自分で決めるよ~(笑)」です。
夫は言います(こういうところは頑固なんです)。
「素材が持っている本来の旨味や香り、味を楽しんでほしいから、シンプルな材料で十分。」
保存料を使わずとも、「ごま漬け」は昔からの保存の技術が生かされた郷土料理ですし、真空パックや急速冷凍という現代の技術を取り入れることでベストな状態で皆様に味わっていただけます。
実際のところ、調味料の醤油にいたっても、原材料に「大豆、小麦、食塩」とだけ表記されたものを使っています。
さらに、ここで夫がひと言。
「余計なものが入っているとしたら、ケイコさん(お袋)の愛情だよ(笑)。」
(留蔵母も毎日、工房でせっせといわしやハマグリと格闘しています。本当に頭がさがります。)
次回配信は、蛤ついて紹介する予定です。